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高齢者に必要な経腸栄養 ~半固形栄養の選び方~ -

  • 45:33
  • 水野 英彰先生より「超高齢化社会における経腸栄養の今後」、「改めて見直す経腸栄養剤と投与手順」についてお話しいただきました。

水野 英彰 先生(悦伝会目白第二病院 副院長)が、高齢者の経腸栄養患者にベストサポーティブケアを提供するための知識と実際を解説します。

◆超高齢化社会における経腸栄養の今後は?
高齢者は慢性的食欲低下に陥りやすいので、必要なタイミングで代替栄養管理を導入しましょう。経腸栄養管理では感染性合併症が低減されるため強く推奨されています。アウトカムを明確にした経腸栄養管理が望まれます。

◆改めて見直そう 経腸栄養剤と投与手技
高齢者の経腸栄養管理では、短時間投与で合併症が少ない流動食を選びましょう。ポイントは(1)粘度、(2)容量、(3)食物繊維です。
(1)粘度(半固形状)
落差注入法(自然落下法)を中心に、流動食と投与法、投与時間などについて詳しく解説しています。
(2)胃容量を考慮した流動食の容量
加齢に伴い胃の容量が減少するため、少量高エネルギーの高濃度流動食が活躍します。目白第二病院で使われている半固形状流動食による胃食道逆流リスクマネジメントのフローチャートも紹介します。
(3)消化管に優しい食物繊維
食物繊維は血糖値の急激な上昇を抑制し、腸内細菌叢を安定化させるとともに、上部・下部消化管機能を維持して合併症を予防します。目白第二病院で行っている便秘や下痢への具体的な対応法や、PHGG(グアーガム分解物)を配合した半固形流動食による落差注入法の臨床成績を紹介します。

  • プレゼンター

    悦伝会目白第二病院 副院長 水野 英彰 先生