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専門家解説

特別用途食品制度について -

特別用途食品制度について

「特別用途食品制度について」

公益財団法人 日本健康・栄養食品協会 栄養食品部長 北島秀明

当協会は、国民の健康的な食生活を支えることを目的に1985年に創設された協会です。特別用途食品や特定保健用食品、栄養機能食品、機能性表示食品の申請支援及び普及活動、さらには、認定健康食品(JHFAマーク表示許可製品)や健康補助食品GMP(適正製造規範)認定制度の運営及び普及啓発活動を行っています。特に特別用途食品については、企業との連携の場として、2013年に「特別用途食品制度の活性に関する研究会」を立ち上げ、制度の課題解決等に取り組んできました。

1 特別用途食品とは

特別用途食品とは、乳児の発育や、えん下困難者、病者などの健康の保持・回復などに適するという、特別の用途について表示を行う食品です。特別の用途には赤ちゃん用のミルクから病者まで、様々な種類がありますので、図1をご覧いただくとイメージしやすいと思います。
特別用途食品として食品を販売するには、規格又は要件への適合性、製品の表示内容について、消費者庁長官の許可を受けなければなりません。

図1 特別用途食品が利用されるシーン